作曲者 三代山登松齢
曲名 四季の遊
曲名カナ シキノアソビ
作曲年
楽器構成 歌、箏、三弦、尺八
楽曲編成 これやこの、行くも帰るもわかれては、知るも知らぬも諸共(もろとも)に、春の遊びぞよねんなき、青柳の糸くりかへし詠めても、猶くれ残る春日かげ、糸ゆうかけて立ちわたる、霞をもれてほのぼのと、桜に匂ふ山鳥の、ながながし日もあかぬ間に、若葉色そふ夏山の、蝉の衣の薄ものに、つつみかねたるしのび音を、誰にもらして時鳥、名は橘のなつかしく、かをりあらそふ空燻の、うちやゆかしき玉簾、千草の露に鳴く虫も、夜寒の床を思ひやり、つづれさせてふ秋の夜に、砧の音さへ澄みわたる、月を夜頃の友として、うちやあかさむ、おもしろや、物の音の物の音の、さえ行く夜半は古枯しも、霙も松におとづれて、颯々の声かぎりなき、四季をりをりの楽しみも、つきせぬ宿こそ久しけれ。
演奏時間 12分23秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 昭和11年5月発売
演奏者 箏 今井慶松、歌・三弦 吾孫子松鳳、三弦 中能島欣一、尺八 木村友斎
備考 作詞者不詳。奥歌曲。四季のそれぞれの風物を詠み込んでいる。
作曲者カナ サンダイヤマトショウレイ
曲名コード 55-a2
サウンド
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