作曲者 三代山登松齢
曲名 臼の声
曲名カナ ウスノコエ
作曲年
楽器構成 歌、箏、三弦、尺八
楽曲編成 おぼろ夜の、影は霞の薄ものに、こぼれて匂ふ梅が香も、日数にうつる春暮れて、夏立つけふの薄ごろも、うす紫のあふちかげ。 涼しき風に秋の立つ、うす霧なびく初尾花、ほのかにうすく暮れそめて、木々うす高き山風に、月すむ秋の琴のこえ、夜寒むの雁も音をそえて、そともの木々の薄紅葉。 いそぐ時雨の朝戸出に、庭のうす雪めづらしな、なげの情けの筆のあと、墨うすからぬ玉づさに、契りは何かうすからむ。 うすきへだての賊が家に、稲つく臼のつちのうた、拍子も風に通ひきて、うたふこえごえおもしろや。
演奏時間 12分19秒
楽譜 邦楽社
音源
委嘱
演奏日 昭和4年4月発売
演奏者 歌・箏 初世高橋栄清、三弦 斉藤和歌栄、箏 二世高橋栄清、尺八 関 和童
備考 冷泉為村作詞か。奥歌曲。「うす」のつく言葉を四季の順に配している。
作曲者カナ サンダイヤマトショウレイ
曲名コード 55-a1
サウンド
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