作曲者 |
西山徳茂 |
曲名 |
秋の言の葉 |
曲名カナ |
アキノコトノハ |
作曲年 |
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楽器構成 |
歌、箏、尺八 |
楽曲編成 |
散りそむる、桐の一葉におのづから、袂(たもと)涼しく朝夕は、野辺の千草におく露の、つゆの情けを身にしるや。 たれ松虫の音をたてて、いとどやさしき鈴虫の、声にひかれてもののふが、歩ます駒のくつわ虫。 哀れはおなじ片里の、いぶせき賊が伏家にも、つづれさせてふ、きりぎりす。 機織る虫の声々に、合す拍子の遠砧。 面白や、暮れゆくままの大空に、くまなき月の影清き、今宵ぞ秋の最中(もなか)とは、いにしへ人の言の葉を、今につたへて敷島の、道のしをりと残しける。
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演奏時間 |
15分7秒 |
楽譜 |
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音源 |
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委嘱 |
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演奏日 |
昭和45年7月発売 |
演奏者 |
歌 杉野雅喬、箏(本手) 中島雅楽之都、箏(替手) 中島靖子、尺八 島原帆山 |
備考 |
備前岡山藩主池田茂政作詞。明治十年頃作曲された明治新曲。秋の虫の音に合わせて遠砧が聞こえる嵯峨野の風情を描写している歌詞。手事に、虫の音や砧のひびきの擬音的表現を取り入れ嵯峨野の秋を表現している。 |
作曲者カナ |
ニシヤマトクシゲ |
曲名コード |
43-a2 |
サウンド |
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イメージ |
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