作曲者 光崎検校
曲名 秋風の曲
曲名カナ アキカゼノキョク
作曲年
楽器構成 歌、箏
楽曲編成 求むれど得難きは、色になんありける、さりとては楊家のめこそ、妙なるものぞかし。雲のびんづら、花の、げに海棠のねむりとや、大君のはなれもやらで眺めあかしぬ。 緑の花のゆきつもどりつ、いかにせん、今日九重にひきかへて、旅寝の空の秋風。 霓装羽衣(げいしようい)の仙薬も、馬嵬(ばかい)の夕べに、ひづめの塵を吹く風の、音のみ残る悲しさ。 西の宮、南の園は秋草の露しげく、落つる木の葉のきざはし、積れど誰かはらはん。 鴛鴦(えんおう)の瓦は、霜の花匂ほふらし、翡翠のふすま、ひとりきて、などか夢を結ばん。
演奏時間 17分58秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日 1960/07/04
演奏者 歌・箏 富山清琴、箏(前弾替手) 富山美恵子
備考 高向山人作詞。箏曲新組歌。白楽天「長恨歌」より取り入れる。六歌から成る組歌形式ではあるが拍子数は一定していない。調弦の秋風調子は雅楽の箏の壱越調の調弦を変化させたものともいわれる。
作曲者カナ ミツザキケンギョウ
曲名コード 37-b1
サウンド
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