作曲者
松浦検校
曲名
深夜の月
曲名カナ
シンヤノツキ
作曲年
楽器構成
歌、三弦、箏
楽曲編成
山の端に、一連見ゆる初雁の、声も淋しく徒らに、仇し言葉の人心、飽かぬ別れの悲しさは、夢うつつにもその人の、知らぬ思ひの涙川、映す姿や鐘の音に、空飛ぶ鳥の影なれや。 それならぬ。恋しき人は荒き風、憂き身に通る裂しさは、君に恨みは無きものを。 小萩における白露の、くだけて落つる袖袂。 思ふ心の絶えだえに、虫の声々冴えわたる、鳴く音ふけゆく秋の夜の月。
演奏時間
13分4秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日
1979/04/19
演奏者
歌・三弦 米川敏子、箏 米川裕枝
備考
広沢某作詞、浦崎検校箏手付。「松浦四つ物」の一つ。秋の夜更の空に冴え渡る月を眺めながら、別れた恋人を思う心を歌っている。
作曲者カナ
マツウラケンギョウ
曲名コード
27-b1
サウンド
イメージ