楽曲編成 |
梅が香も、みすの匂ひにふきまがひ、春のおとどにはるたてる、おまえのさまいふことのはもおよばじ
あふみのや、あふみのや、名だかき山もよそならぬ、春の鏡にむかひゐて、変らぬかげをうつさむ
けふは子の日なりけり、千歳の春をいはふとて、そのふの小松引き遊ぶ、人の心ぞのどけき
めづらしや、かげ高き花をねぐらの鶯、すだちし松のねにたてて、谷のふるすをこととふは
花の香さそふゆふ風、のどやかに吹きたるに、梅もやうやうひもときて、このとのあそぶおもしろき
をとこだうかの明け方、水駅にもあらじな、わたをかつぎわたして万歳楽をうたへり
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