楽曲編成 |
千代も幾千代も、天に照るツ月は、十五夜が盛り、ある君様は、イヨいつも盛りよノ。
思ひを志賀のエイ、松の風ゆゑに、死なで焦がるる、焦がるる。
深山おろしの、小笹の霰の、イヨさらりさらさら、さらさらと、したる心こそ、よけれ。
嶮しき山の、九十九折の、彼方へ廻り、此方へ廻り、ソレくるりくるくるくると、したる心はン、面白や。
とろりとろりと、しむる目の、笠の内より、しむりゃ、イヨ腰が細く、なり候よ。 とても立つ名が、止まばこそ、此方へお寄りゃれノウ、柴垣越しに、物言ふ。
大原木大原木、買はいカ買はい、黒木召さいノ、ちゃうりゃうふりゃう、ソレひゅややにひゅるろ、イヨアラヨイふりゃう、ソレるりひゃうふりゃう。
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